紅茶が体に良い、という話を聞いたことがありますか?
心身ともに効果のあるといわれるのが紅茶。
一体、どんな成分が含まれていて、どのような効能があるのか見ていきましょう。
目次
紅茶に含まれる主な3つの有効成分
茶葉そのものには、カフェインやたんぱく質やビタミン等、多くの成分が含まれています。
ただ、紅茶への製造過程で失われたり、抽出の際に溶け出さない成分もあるので、実際に口に入る際には主に下記の3つになります。
タンパク質(テアニン)
紅茶の甘味や旨味を引き出してくれます。
紅茶の味を左右するといっても過言ではありません。
テアニンは緑茶などにも多く含まれています。
この成分はお湯の温度が低くなるほど、溶け出しやすくなると言われています。
カフェイン
カフェイン=コーヒーという認識が多いと思いますが、実は紅茶にも多く含まれているんです。
眠気覚ましとして知られています。
そうなんですよ。
私もコーヒー飲むと全く寝られないんですが、紅茶だとあまりそんな感じはしなかったので、「コーヒー=寝られない」っていう単なる潜在的な思い込みが作用していたのかも・・・。
タンニン(カテキン類)
カテキンと聞くと、緑茶などを想像する人が多いと思いますが、紅茶にも含まれています。
実はポリフェノールの一種なんです。
タンニンは渋み成分があるので、紅茶に渋みを与えます。
このように紅茶には、どこかで耳にしたような有効成分がたくさん含まれています。
紅茶の6大効能
様々な有効成分のおかげで、紅茶には色々な効能があります。
虫歯予防
カテキン類が口内を殺菌してくれます。
紅茶にはフッ素も入っているので、それらの成分が虫歯予防で活躍してくれます。
歯磨き同様、食後に飲むと有効です。
集中力アップ
カフェインは眠気覚ましという効能を与えます。
つまり、集中力が高まっているという状態なので、勉強前等に飲むと有効です。
リラックス効果
テアニンは精神を落ち着かせる効能があります。
また、カフェインも同様に疲れなどを解消させる効果がありますので、2つの有効成分が気持ちを大きく和らげてくれます。
消臭効果
この効果は、紅茶を飲む時ではなく、飲み終わった後の茶殻を乾燥させて、消臭剤として利用できる、ということです。
これはカテキンが持っている消臭効果のおかげです。
コチラの記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
美容効果
カテキンには強い抗酸化作用があります。
体内の活性酸素の働きを抑えてくれますから、老化防止となって、美容効果に繋がっていくと考えられています。
そうですね。
有効成分はちゃんと含まれているから、正しく紅茶を淹れれば色々な効能が期待できそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
実はこの他にも、ダイエットや食中毒防止、風邪予防、生活習慣予防の他、がんの予防にもなるという情報もあるんですよ。
実際にどの程度の効能があるのかは状況によって変わってくると思いますが、飲んで損するようなことはないと思いますよ!
かといって、飲み過ぎても、それはそれで問題なので気を付けてくださいね。
よく聞く話としては、飲み過ぎると結石ができやすくなるとか、空腹時に飲むと胃が荒れやすくなるとか、それ以外にもいくつか副作用的な症状が現れることがあるということですので、適度に飲んでください。
もちろん、個々人の体質にもよると思いますけど、1日数杯であれば、問題ないと考えられています。
また、以前は体に良いと思われていたものでも、様々な研究を経て、やっぱり良くない、と言われ始めた食品などもありますから、その辺は気にしておいた方が良いかもしれませんね。