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紅茶の日は何月何日?
今や毎日が何かの日になっているように思います。
2月9日が肉(ニク)の日だとか、11月11日がポッキーの日だったり(中国では独身の日)。語呂合わせや文字の形状から作ろうと思えば、いくらでも作り出せそうですよね。
実はあるんです。11月1日が紅茶の日です。
紅茶の日が11月1日と言われているのは何故?
一瞬、語呂合わせを考えた方もいらっしゃるかもしれませんが、断念したのではないでしょうか。
ちょっと無理ですね。。
かといって、どこかの企業が商品を売り出すために無理やり作り出したものでもありません。
日本の紅茶史を紐解いていくと、答えに辿り着きます。
ときは寛政3年11月1日、伊勢の国出身の船頭である大黒屋光太夫が、 ロシアの女帝・エカテリーナ2世のお茶会に招かれ、日本人初となる外国での本格的な茶会で紅茶を飲んだという逸話から来ておるんじゃ。
昔の話、ということを強調してみただけですよ・・。
要は1791年11月1日に、日本人が初めて海外で正式な茶会で紅茶をいただいたことから、この日を紅茶の日としたようです。
この大黒屋光太夫という人物について調べても面白そうでした。
上流階級のお茶会に呼ばれたなんて、さぞかしお偉いさんなんでしょうと思っていましたが、先ほども語ったように、船頭さんなんです。
そして、海難で辿り着いた先が、たまたまロシアだっただけ、といういきさつがあります。
そこからも多難を経て、お茶会へ招かれることとなったようです。
この大黒屋光太夫を題材にして、作家の井上靖が「おろしや国酔夢譚」という長編小説も書いていますので、機会があれば読んでみてください。
それを映画化したものもあります。
緒形拳さんをはじめ、そうそうたる顔ぶれの俳優陣が演じていて、必見ですよ。
日本紅茶協会が1983年に定めたものです。
れっきとした日本を代表する紅茶に関わる団体です。
営利目的で作り上げられた記念日ではないですけれど、最近はこの紅茶の日に合わせて、紅茶のお店を中心に、紅茶関連のイベントやセールなどをやっているようですね。
まとめ
如何でしたか?
ちょっと雑学的な内容ですが、紅茶タイムの話のタネになれば良いですね。
11月1日は紅茶を楽しむのに「いい日(111)」ですね。