紅茶にとって、大事な要素の一つである水。
水については別の記事で紹介していますが、同じくらい大事なのは、お湯の温度です。
温めるためには色々な器具がありますが、紅茶を淹れるのに最も適した「ケトル」について、ご紹介します。
目次
紅茶に適した温度は?
紅茶に限らず、緑茶やコーヒーを淹れる際に適した温度があります。
よく言われるのが、紅茶であれば95~100度、コーヒーであれば85~95度、煎茶であれば70~90度、玉露であれば50~60度です。
もちろん、茶葉の種類や状態、コーヒーであれば焙煎の状態によって適温は変わってきます。
ただ、多くの場合、商品の表示欄に抽出方法が書いてありますので、それを基本に自分の好みに合わせて微妙に調整すればよいかなと思います。
さて、そのお湯を沸かすために何を使うか。これもたくさんの選択肢があります。
ケトルを使うワケ
それが一般的かもしれませんね。
要は適切な水を、適温にするだけですから、難しく考えることはないですね。
ガスコンロやIHにやかんを載せて、お湯を沸かせば良いだけです。
紅茶を淹れる際の適切な温度については、よく「5円玉や500円玉の泡がブクブク沸いてきたら」という判断基準が言われますので、やかんの場合は、それで判断しても全然問題ないかと思います。
ただ、どうしてもきっちりと温度を測ってお湯を適温で沸かしたものを使いたい、という人は、温度計を利用するのも良いですが、便利なのが電気ケトルです。
ポットが適さないワケ
紅茶を淹れる際に、単に温度が95~100度だったら良いという訳ではないんです。
沸騰したてのお湯、これが非常に重要です。
ずっと保温状態になっているお湯は空気が抜けてしまっていて、良質の紅茶を淹れることが難しくなってしまうんですね。
もちろん、ポットのスイッチを入れて、適温になったタイミングで紅茶を淹れれば良いんですけど、ちょっと用途が違うかなと思います。
ケトルを使うメリット
電気ケトルというのは、基本的に小容量を短時間で沸かし、すぐに使い切るように設計されています。
もちろん、最近は大容量のものもあれば、保温機能がついているものもありますが、使い勝手の良さはやはりポットとは異なるものがあるように思います。
また、最近は温度計付きのものあり、非常に便利になっています。
それから気になる電気代についても、急激に沸かすからといってものすごく負荷がかかるようなものでもなく、IHなどとも特に大きな差はないようです。
おすすめのケトルは?
私が愛用している電気ケトルです。
温度設定付きのガラス製のものです。温度設定付きなので、希望の温度で加熱できます。温度表示もついているのでリアルタイムで温度上昇が見られるので分かりやすいです。
また、ケトルの材質について、プラスチック製やステンレス製もあります。
それぞれ価格面、強度面でそれぞれメリットはありますが、私がガラス製を選んだ理由は2つあります。
1つ目は、見た目です。透明感があって(ガラスだから当然ですけど・・・)、清潔な感じがするだけでなく、お湯が沸いていく状況を見ることが出来るからです。
共感してくれる人が少ないことを覚悟で話しますが、真水の状態から徐々に小さい泡が出てきて、それが徐々に大きくなって、沸騰していく過程は、頑張ってるなぁ、というか見ていてウキウキワクワクするような感覚に陥るわけです。
それは自覚しています。。
さて、2つ目は、お湯の味、です。
私はプラスチック製やステンレス製で沸かしたお湯を飲んだことがありますが、どうしても、自然の味ではなく、微妙にその材質のニオイや味がするんですよね。
私が神経質なだけかもしれませんが、やはりガラス製のものとは味が違うように感じます。
細かいことを言えばガラス製だからと言って、全てガラスでできているかと言えば、熱伝導部は当然、違う材質を使っていますし、ガラスから全く何も成分が出ないのかと言えば、そうではないというデータもありますが、微々たるものであるようです。
こちらは、いかにもオシャレな感じですね。
多分、どんな場所に置いてあっても、ピッタリ雰囲気に合うでしょう。
温度設定や保温機能も付いていて、使うには申し分ないです。
この口の細さが、コーヒーなどを淹れる際にも便利で、良い感じに見えるでしょう。
ただ逆に、その口の細さでどうしても気になるのが、洗う時ですね。
もちろん、水筒などを洗う時に使うような細い棒で洗えるとは思いますが、どうしても、面倒くさがりな人は、徐々に煩わしくなってくるのかなと・・・。
電気ケトルといえば、デロンギ、というほど有名なメーカーです。
温度設定等の機能がなくても、それを凌駕するほどのオシャレさと安心感があります。
まとめ
いかがでしたか?
美味しい紅茶をいれるためには、どうしても必要なアイテムです。
私はガラス製の電気ケトルを愛用していますが、昔ながらのやかんで沸かす方法もノスタルジックな雰囲気があって良いな、と思います。
自分に合ったものが見つかれば良いですね。