大のお茶好きならきっと一度はお茶摘みに行ってみたい!!と思ったことはあるでしょうね。
というか、きっとすでに行ったことがある人も多いでしょうね。
私も昔から憧れ(?)がありました。
広々とした茶畑で新芽の香りを満喫しながら、一葉一葉摘んでいく。
良いですね~。
新芽の香りが漂ってくるようです。
いや・・・。あまりに行きたい願望が強過ぎて・・。
目次
お茶摘みのシーズン
この曲をご存じでしょうか?
子供の頃を思い出すでしょうか(遠い目)。
♪夏も近づく八十八夜♪
この歌い出しで始まるこの曲、実は題名は「茶摘み(の唄)」というんですね。
年齢がうかがえますね・・・。
さて、この歌詞にもあるように、「88」というのがキーポイントです。
お茶摘みというのは、昔から「立春から88日目」と言われています。
今でいうと、5月初旬にあたり、ここがベストなタイミングです。
だいたい7~8月頃までがハイシーズンとして、新鮮な茶葉を収穫できます。
秋にもハイシーズンがあって、同様にお茶摘みをしています。
品種や栽培方法によっては、違う時期でもお茶摘みができるようになっています。
お茶摘み体験ができる茶園
紅茶栽培の本場であるインドやスリランカなどで体験するにはちょっと難しいですが、今や日本でも和紅茶(国産紅茶・地紅茶)がある関係で、お茶摘み体験ができる茶園が沢山あります。
茶葉の記事でもご紹介しましたが、 紅茶の茶葉を求める必要はなく、 紅茶も緑茶も元々の茶葉は同じですから、とりあえず茶園(茶畑)を探して、お茶摘み体験をさせていただけるところを探せば大丈夫ですね。
意外と多くの茶園さんで茶摘み体験をさせていただけます。
静岡や京都はもちろんのこと、狭山茶の埼玉、八女茶の福岡、岡山や鳥取など、各地で体験可能です。
金額も500円~で出来るところもあります。
基本的にはお茶摘み体験をして、その後、お茶の作り方を教えてもらって、持ち帰ることが出来ます。
なかには、その場で乾燥までして、完全に飲める状態に仕上げてくれるところもありますよ。
もちろん長い時間はかかりますけどね。
どこでお茶摘み体験ができるかについては、Google先生にお願いして、お住まいの地域と「お茶摘み」というワードで検索すれば、すぐに情報が出てきますよ。
お茶摘み体験で恥ずかしい思いをしないために
お茶摘み体験をするにあたって、どのようなものが必要になるのでしょうか。
何を体験するにしても、それぞれ適した格好がありますね。
お茶摘みに適した服装・道具は?
いや・・。伐採するわけじゃないですよね・・。
茶葉は摘み取る際には「一芯二葉(若しくは一芯三葉)」を基本に、手で丁寧に摘んでいきます。
もちろん大量生産の場合は機械で一気に摘み取ったりすることもありますが、体験では手で摘んでいくのが一般的です。
ですから、基本的に特に道具の準備は必要ありません。
気を付けるのは服装などでしょうか。
お茶摘みの時期は基本的には5月~9月頃までなので、陽射しが強いです。
そして、自然の中なので、もちろん虫などもいます。
長袖・長ズボンが良いでしょう。あとは、軍手とかでしょうかね。
茶畑というのは、茶樹同士の間隔が狭く、人がすれ違うのが難しい場合も多く、意図せず茶樹に触れてしまうことも多いので、汚れても良い・傷がついても良いような服で行くのが良いですね。
茶園によっては、お茶摘み用の貸衣装などもありますから、お茶摘み体験の思い出がいっそう深くなると思いますよ。
自分でこういうのを買って行っても良いかもしれませんが・・・。
どの葉っぱを摘めば良いの?
お茶摘みでは「一芯二葉(若しくは一芯三葉)」という言葉が使われます。
下の写真で、①フラワリー・オレンジ・ペコーと、②オレンジ・ペコー、③ペコーと呼ばれています。
①は芯芽で白く細いうぶ毛で覆われており、高級茶ではこの芯芽がふんだんに使われています。
この①~③の部分を「一芯二葉」と言います。
ここにおいしさが詰まっています。
お茶摘み体験の前には必ず説明を受けると思いますが、基本的にこの部分を摘むように教えてくれると思います。
自分が美味しいお茶(紅茶)を飲むためのことはもちろん、来シーズンも新鮮な茶葉が出来るように、茶園のことも考えて、正しい摘み方をしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
茶葉を摘み取ったら、その茶園でそのまま緑茶や紅茶の加工体験をさせてくれるところが多いですが、持ち帰って、自分の家でも加工することはできますので、ぜひ楽しんでみてください。
生産者の方が大切に育ててきた茶園ですから、マナーを守って、楽しく良い思い出を作ってください。